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November 17, 2006
釈然としないな。
昨日、結局与党単独で可決されてしまった
教育基本法改正案。
なんか釈然としないな。。。
俺的にはまだまだ疑問の教育基本法改正。
本当に審議は充分に尽くされたのか?
与党と野党の議論はもちろん
もっともっと国民が完全に理解できるよう
徹底的に解き明かしてもらわければならないはず。
なんだか今回審議自体が放棄されてしまったように感じる。
やっぱり釈然としない。
あらゆる局面で民主主義の根幹が
ずるずると崩れてきているような気がする。
徹底的に議論し合い、最後の一人が納得するまで、
究極まで理解を深め合うべきではないのか。
結局は所詮「数の論理」なのか?
数の論理=力。
そこにはもう民主的自由は存在しないのではないか?
「民主主義」とはそういう概念ではなかったのではないか?
そもそも戦後の日本において本当の意味での民主主義って
存在していたのだろうか?
愛国心、公共の精神、道徳心。
もちろん大切な精神性だと思う。
しかしながら、これらを強制的に養うことはできないはず。
イジメ。未履修。
子供達を巡る状況は悪化の一途をたどるばかり。
今、教育の現場で最も求められていることは?
必要とされていることは?
子供達が本当の意味で心を開ける場、
子供達が本当に心許せる大人達の存在ではないか。
競争すること、勝ち抜くことではなく、
認め合い、分け合い、許し合い、
繋がり合えることを美徳としてくれる環境なのではないか。
それこそが究極の愛情だと俺は思う。
心が満たされるための、幸福の中に浸れるための
最も大切な「何か」が
この頃は学校でも家庭内でも欠落しているのではないか?
俺は思うんだけど、
得に日本は教育の場にしても、職場にしても、
苦手な事柄を徹底的に無くす、穴を埋める傾向にあるよね。
苦手な科目、苦手な仕事。
これらをとにかくクリアしてなんとか平均に近づくこと。
学校でも会社でもこれが美徳とされていると思う。
俺は違うと思うな。
もちろんある程度バランスも必要だと思うけど、
子供達(や部下達)それぞれが持っている資質、
得意なこと、好きなこと、抜きん出ていること。
それらを徹底的に鍛えていける環境の方が
みんなよっぽど幸せで無理も無く、
それでいて満足できる結果が生まれるのではないか。
苦手なことをなんとかマイナスからゼロに持っていくより
得意なことを10から100へ鍛えて上げる方が
結果的にはみんなが最大限に可能性を発揮できる、
存在理由が明確になる、
そんな世の中になるのではないか。
苦手なことを(特に強制されて)、やり続けるのって
苦しいよね。追いつめられちゃうよね。
自分の本当に得意なこと、誇れることが明確に存在するなら
別に苦手なことは苦手なままでもいいじゃん、
と思ってしまうんだが。
今、子供達が苦しんでいるのは
間違い無く俺達大人達の責任だと思う。
大人達がもっともっと学ばなくては、幸せにならなくては
何も変わらないのではないか。
大人達のストレス、不満、不安がそのまま
子供達に伝染している。
子供達の心が平穏でいられるはずがない。
子供達以上にじつは教員達が最も病んでいると感じる。
心が萎縮したまま、不安に取り憑かれたまま
競争を強いられて、大人になってきた、
そんな人達が教員となって
(もちろんそうじゃない人もいるに違いないと思うけど)
本当に子供達を導いてあげることができるのか?
生きること、喜び、心、を教えてあげることができるのか?
この状況の中、今本当に教育基本法の改正が
必要なんだろうか?
憲法改正と同レベルと言っていい程の
メチャクチャ大きなこの問題が、
教育の現場が混乱し、うやむやの状況の中、
強行推進されようとしている。
今本当に必要なんだろうか?
枠組み、決まりごと、規定以上に
今だからこそ「心」を見つめ直し、ケアしてあげられる、
そんな内面的な行動の方が必要なのではないか。
学ぶこと、鍛錬することと同じくらい
「癒し」が重要なのではないか。
教育基本法改正案、
決して反対とは言わないが
やっぱり現段階では釈然としない。
す♨
Posted bySUGIZO : 09:54 AM
November 12, 2006
ジョアン・ジルベルト感動
来年から始まる新しいプロジェクトの
準備やらプリプロやらで何かと忙しい中、
超リスペクトの、憧れのアーティスト
ジョアン・ジルベルトのLIVEに言ってきた。
今回は初日と最終日の2回、累計5回目の生ジョアン。
何度足を運んでも本当に毎回新鮮で
まったく飽きることがない。
スゴすぎる。
今年75歳の伝説の(本当に伝説の)アーティストを
生で体感できるのは毎回「これが最後かも」っていう覚悟で、
よって毎回超感動なのです。
本当に生ギターと歌だけ。
本当にシンプル。
ほとんどピアニッシモ。
なのにあのダイナミクス、グルーヴ、密度、といったら
もう信じられないほどスゴイ。
「コンバンワ」とほんの一言、日本語の挨拶さえも
なんか音楽、ボサしている。
ホントにスゴイ。
メチャクチャ難しい人、というか奇人らしい。
(俺はそういう人の方が好きだし信用できるんだけど)
平気で本番すっぽかしたり、24時間遅刻(!)したり、
引きこもったり、流浪の旅に出てしまったり、らしい。
でも本人にはもっともな理由と意味がいつもあるんだろう。
なんか俺、よくわかるな・・・。
そんな人が2003年の初来日以降、
本当に日本が気に入ってしまったみたいで
何度も来日してくれている。
本当にありがたい。
(どうやら本気で日本に住みたい!とまで言ってるらしい)
LIVEでも殆どの客はジョアンの予想不可能なお人柄を
よーくわかっているらしく(他の国だとどうだか知らんけど)
開演1時間以上押してもぜんぜん平気。
それでも会場に来てくれるだけで、ありがたい!って感じ。
むしろそういう状況を楽しんでるかも。
場内のアナウンスで随時状況を報告してくれるのも
ありがたいし、笑える。
開演時間のアナウンスは
「アーティストがまだ会場に到着しておりません・・・」
30分すぎた頃のアナウンスは
「只今アーティストがホテルを出発致しました。」
場内拍手喝采&笑い。この時点で幸せ。
1時間くらいすぎた頃
「只今アーティストが会場に到着いたしました。」
場内大興奮。
ホントにスゴイ。
そんな感じなんで、今回初日、開演時間から1時間半すぎた頃に
ステージ下手からガット片手にジョアンが登場した時は
本当にありがたい!、お帰りなさい!って感覚でした。
ちょっと足が悪くなったっぽく見えて、心配だったけど、
いきなり歌い出したらあのジョアン!感動でした。
ほとんどピアニッシモなので会場中が本当に
ささやく歌声とギターに超集中している。
サンバ、ボサ。灼熱のブラジル音楽。
なんだけど本当にイイ意味でクラシックのコンサートのような
緊張感とアートな空間。
至福の芸術の域。
静寂の中で、内側から灼熱の爆発が沸き起こり続ける感覚。
この音楽は生まれてから約半世紀すぎた今でもなお
新しいんだ・・・と実感。
ボサノバの生みの親、ジョアン・ジルベルトは
人生を懸けてこの音楽を育て、磨き、追求している。
その生き様に心から感動するとしかいいようがない。
俺はこの音楽、ブラジル音楽、ボサノバを
一生かけて愛していきたい。尊敬の念を込めて。
そして来年。
アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年。
またまた燃えるぜー!
す♨
Posted bySUGIZO : 11:55 PM



