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July 28, 2007

PEACE BOAT

念願のPEACE BOATに乗った。
以前からメチャ興味をそそられていた船の旅。
船上で行われたあるイベントのために乗船してきた。
横浜港を出て青森、北海道を経てロシア、韓国を巡る旅の
最初の4日間だけの参加だったけど
俺にとっては本当に意味深い旅だった。
というのも、ついに六ヶ所村に訪れる事ができたから。

この一年半、六ヶ所村の核燃料再処理施設に関して、
俺は自分なりにマジで学んできた。
今後のエネルギー問題、地球環境の未来を考えれば考えるほど
核再処理という行為はやはりナンセンスとしか思えない。
海、大気、大地、人体・・・考えうるほとんどすべての命を
原発に比べ物にならないほどのレベルの放射性物質により汚す行為。
現時点では核兵器の素材にしかならないプルトニウムの精製。
数十兆円という甚大な費用。

この施設は稼働するべきではない。

初めて訪れた六ヶ所村は、
豊かな大地と木々が本当に美しい土地だった。
とても重要な縄文文化の跡地であるこの村は
たしかに強力なエナジーに満ちていた。
同時に広大な敷地に存在する再処理工場。
大自然と相反して常に警戒態勢。常に戒厳令的なものものしさ。
変な緊張感と危険な雰囲気が充満していて、
それに不自然なほど人気がなく、妙な感じだった。不気味だった。
確実に何かネガティヴなことが推進させられている空気感。

船上でロッカショへの思いや意思を表現するイベントがあって
俺はS.T.K.として参加してきた。
六ヶ所を前に海の上で雄大な光景に包まれてのステージ。
自分の祈りを音に昇華させる行為。
本当に意味深い瞬間だった。

船旅のもう一つの目的は、アイヌ文化。
日本の先住民族であるアイヌに関して以前から本当に着目してたから
今回はメチャありがたかった。
ネイティヴ・アメリカンとアイヌ文化の共通の精神性、美学。
琉球民族とアイヌ民族の関係性。
音楽やアート、武器や衣装。
興味は尽きない。
今回、船上でも釧路の町でもアイヌの血を持ち意思を伝承する
本当にステキな人達と出会った。
同時にPEACE BOATのスタッフの皆も
本当にステキで素晴らしい人達だった。
今後より交流を深めたい、大切な邂逅。
これからも美しさを探求したい。

この船に乗る直前に台風が日本列島を直撃した。
俺達は本当に荒れ狂う海原に挑むことになった。
死ぬほど船は揺れ、700人ほどの乗客はほとんど船酔いで撃沈、
船旅のスペシャリストであるスタッフ達ですらぶっ倒れていた。
その最中、中越地震がおきた。
やっぱり大自然の威力の前で、俺達は無力だ。

そして柏崎刈羽原発の事故。
地震大国の日本には、原発はやはりリスキーすぎる。
中越や東海はその中でも特にプレートの動きが活発な地域らしい。
何故そんな不安定な土地に地球上でもっとも危険な施設を
設けてしまうんだろう?
音楽に電気を最も必要とする俺らが言うのもなんだけど
やはり原発には賛成できない。
これを期に多くの人々は原発について、
本当に安全なエネルギー政策について、本気で着目するべきだ。
温暖化を止めるためには石油、石炭を必要とする方法にも
とにかく賛成できない。
一刻も早く太陽エネルギー、風力エネルギーなどの
永久的に使える自然エネルギーの一般化を本当に望む。

柏崎を始め、本当に多くの人々がまだまだ苦しんでいる。
一刻も早い復旧と被害にあった人達の安堵を祈りたい。

SUGIZO

Posted bySUGIZO : 02:56 AM

July 08, 2007

S.K.I.N. Debut

怒濤の日々を越えて、一瞬の安息を過ごしてます。
このところ慢性時差ボケだったからさ、
本当にコンディションのリセットしたいんだよね。

6/29、Long Beach Arena でのS.K.I.N.初ライヴ、
問題山積みではあったけど、なんとか無事成功できたかな。
予想はしてたけど、約5000人のクレイジーで本当にクールな
オーディエンスに迎えてもらって、
最高に至福の空間を創造&体験することができた。
ほぼネット上のみの情報にもかかわらず
集まってくれたみんなの情熱に感謝&KISS。
ほとんどは現地のファンだったと思うけど、
日本のファンのみんなも、
他の国から駆けつけてくれたファンのみんなも
その気合いと愛に感謝&KISS。
それにしても、S.K.I.N.のメンバーに対しては
本気で大リスペクト。
あれほどのオーラとエネルギーを秘めた表現者達と
奏で合い、交わり合い、化学反応を起こせる体験は
本当に初めてかもしれない。
俺のアーティストとしてのポテンシャルを
ギリギリまで酷使せずにはいられないよ。
それほど刺激とスリルと、そして快感に満ちた
音楽&表現集団の誕生に興奮を隠せないね。
今後最高にヤバいバンドに進化できると確信するよ。

しかし本当に音楽を通して俺達は一つになり始めたと実感する。
しつこいようだけど、もう一度言わせてね。
もう国の、言語の、政治の、思想のボーダーは
まさに音をたてて崩壊しているんだ。
俺達は日本の、アジアの意思を発信する。
オーディエンスのみんなもそれぞれの国の、文化の意識を発信する。
もう隔たりは関係なくなった。
言葉も、肌の色も、習慣も、宗教も違うみんなが
音楽でひとつになる。
そして思う。みんなの、それぞれの違いがすばらしい。美しい。
ずっと昔から俺が求めていた状況にやっと近づきつつあるんだ。
政治でも戦争でも利権でもなく音楽が、みんなの飽くなき夢が、
世界を一つに紡ぎ始めている。確実に。
これからが本当に楽しみだ。

S.K.I.N.は現在次なる動きを検討中。
みんな、待っていてほしい。

怒濤のライヴが明けた7/30、
再びLong Beach Arenaに降り立って、土屋アンナ嬢のショウへ。
今回ウチらをサポートしてくれた、最高にイカしたベーシスト、
Ju-Kenが再びステージに立つこともあって
彼女のライヴを初体験してきた。
もちろん前から存在はよく知っていたけど、
本当にステキなSexy Rock'n Rollミューズだった。
あんなカリスマ性を内包したPOPアーティストが
日本に存在してたとは!
ヤバイなぁ、マジでファンになっちゃったよ。

せっかくなんで、そのままANIME EXPOを徘徊してきた。
思った以上に規模がデカくて、盛り上がってて、
日本発信のこのカルチャーの重要性、影響力を
あらためて思い知らされた。
俺の大好きな攻殻機動隊モノもあったし、
かなり楽しめたなー。
会場で声をかけてくれたファンのみんな、ホントにありがとう。

そうこうしてるうちに、俺はまた一つ年を重ねてしまった。
もういい加減、年をとる事ことは恐くなくなったけどね。
なんだかんだ自分の意思を貫き通して
ここまで生きていられるってことに感謝だな。
これからも今まで以上にエナジーを発信しながら
自分自身で、ありのままで生きていくよ。

みんなと共にずっと歩いていきたいよ。

SUGIZO

Posted bySUGIZO : 05:08 AM